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四街道拡大写本の会

みなさんは拡大写本というものをご存知ですか? 拡大写本とは通常の印刷物などでは文字が小さすぎて、そのままでは読むことが困難な人のために、手書きやパソコンでで文字を大きく書き写した本のことです。 拡大写本を作るボランティア団体は日本各地に60ほどあるそうですが、その6割は手書きで書き写されているそうです。 四街道拡大写本の会は10年前に手書作業をいち早くパソコン切り替え、全国でも草分け的な存在として知られている団体です。 月に2回社会福祉協議会の3階にあるボランティア活動室に集まって製本、印刷作業などをされているそうです。実際の作業の場にお邪魔した時、みなさんせっせと手を動かし作業をされていて、その様子はまるで職人!とても活気がありました。どの会員さんも手慣れた様子で製本作業を進め、部屋の一角ではパソコンに向かい作業されている方の姿も。 この製本などの手作業のほかに、自宅での文字の入力作業をこなす会員もいて、そのためにパソコン勉強会なども開かれスキルアップしながら作業されているとのこと。現在会員は44名。入力担当が30名、フォトショップを使った編集担当が25名、いずれも50代以上の方ばかりだそうです。 全国から寄せられる小学校から高校までの教科書を拡大写本にしてほしいという依頼にこたえて、昨年度は実に222タイトル、1595冊の拡大写本を製作しています。 この通常の活動に加え、他の地域のボランティア団体の立ち上げに協力したり、指導に行ったり、文科省からの協力の要請にこたえたりと、相談役としても大活躍されています。 事務局の岸さんは、「会の活動が始まって29年、会の先輩が工夫し培ってきた技術がたくさんあります。これらを大切にしながら、さらに勉強して改良することで、生徒さんが使いやすい拡大写本にしていきたい。」とお話し下さいました。 活動は教科書の発行や学校の学期に合わせて作成するので、繁忙期と比較的余裕のある時期があるとのこと。 余裕のある時期に行われている楽しい部活動があるそうです♪ それは、パソコンを使った私家本(自分史などご自身や家族のための本)の作成やフォトブック、アルバム作り。 自分で作ったとは思えない立派なものが出来上がりますよ、とは会の渡部代表。 会員の方のお楽しみになっているようです。 「パソコンが出来なくても、いろんな作業があります。どうぞ一緒にできることから参加して下さい。仕事をリタイアされた男性も大勢活躍されています。男性が多いのもこの会の特徴です。」とおっしゃる渡部代表も仕事をリタイアされた後、メディアで紹介されている活動を見て参加されたそうです。 会では自宅で文字入力してくださる方をはじめ、会員を募集中です。 NHKをはじめ多くのメディアから取材を受け、ますます活動を活発化される四街道拡大写本の会 今後の活躍が楽しみです。 会のホームページはこちらから  四街道拡大写本の会

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四街道市みんなで地域づくりセンター

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