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第3回子ども支援団体交流会「子どもを取り巻く状況と支援」

第3回子ども支援団体交流会「子どもを取り巻く状況と支援~地域に育つ子どもの環境を知り、必要な支援を考えよう~」が開催されました。

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当日は市の健康こども部家庭支援課から川島正美さん、社会福祉協議会で生活困窮者自立支援事業であるくらしサポートセンター「みらい」の及川哲さんに現状をお話しいただきました。

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川島さんからはひとり親家庭世帯の状況を具体的な数値を示しながら説明していただきました。

ひとり親家庭の状況はさまざまです。四街道ではひとり親家庭のうち、母子家庭が約9割を占めていますが、父子家庭の割合も徐々に増えてきているのが現状です。また、虐待の件数も前年度に比べ1.6倍に増えています。今日のご飯にも困るような子どもは、他市に比べると少ないかもしれませんが、それでも支援を必要としている子どもはいるはずです。市では必要な支援を必要な子どもへ届けるために、何かあったら気軽に相談してほしいと

直通電話043-388-8100で受け付けています。

くらしサポートセンター「みらい」の及川さんが普段接しているのはこどもではなく大人です。長い間、引きこもっていた人、また家庭の事情で教育が受けられず、就職できないまま大人になってしまった人などの就業支援をしています。困窮者支援事業をする中で感じることが「貧困の世代間連鎖」そして、親の経済格差が子どもの学力格差に結びつくことも感じています。その連鎖を断つためにも、子どもの声に耳を傾け、親をサポートしていくことが子どもを救うことになると感じています。

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四街道市には子どもの育ちに関わる団体が多く存在します。それらの多くは、普通の生活をおくる子どもをさらに豊かにする活動を支援しています。そういう意味では、四街道市は子育てしているママにとって、とても豊かな環境であると言えるでしょう。

しかし、その一方で、困難な状況で暮らしている子どもたちも確実に存在します。虐待に会っている子、毎晩1人で食事をしている子、そんな困っていることがある子たちはどこにいるのか非常にわかりにくいそうです。
困っていることを抱えている子へ支援を届けるために、地域での取り組みが必要です。

それぞれが個々にしている取り組み。それを同じ地域内で情報交換し合い、問題意識を抱えている大人がみんなで場を作る、支援していく体制を作っていくきっかけを「子ども支援団体交流会」でできればと思います。

今回寄せられた質問を記載します

Q:児童への虐待などの情報はどこからわかるのか

A:学校からの通報や、子どもの泣き声、いつも同じ服装、不登校など、子どもの変化に気がついた近所の方からの電話など

   

Q:子どもの貧困の定義を教えてほしい

A:家庭の収入が、全国の平均収入の1/2以下で暮らしている家庭のこども

 

今回はディスカッションの時間が少なく、それぞれが地域で取り組んでいることがあまり情報交換できず、続けて開催してほしいとのお声をいただきましたので、次回開催にたくさんの皆さんに足を運んでいただけたらと思います。

次回は出席者で地域の情報を交換し、家庭支援課の川島さんに引き続き市内の現状をお話しいただきます

2月8日(水)10時~12時 みんなで地域づくりセンターにて

お申し込みはセンターまで 043-304-7065

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FAX043-422-7051
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