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夏休み小学生ボランティア体験 「コミュニティ喫茶 欅でウエイトレスをしよう」
8月27日、夏休み小学生ボランティア体験の今年度最終プログラムは「欅」のウエイトレス体験(3回目)です。朝から燃えるような暑さの中、5人の小学生が欅にやってきました。
欅の入り口の黒板には折り紙で作った朝顔が満開、の看板の下にも季節の花が生けられていました。温かく細やかな心遣いあふれた欅は、今年で開設21年目です。
子どもたちは、 担当してくださった森さんに欅の案内と体験の詳細について説明を受けます。森さんは毎回挨拶の大切さや衛生面について丁寧に教えてくださいます。続いて隣の部屋に移り、ボランティアさんへのご挨拶。台所も兼ねた椅子席の部屋は、すでにお客さまでいっぱいです。皆さん、開店までのひと時をいつもの席について、お友達と楽しく過ごされるそうです。車いすの方も白杖の方も、話がはずんでいます。
「ひとりでポツンとご飯を食べるより、100円玉3つをポケットにけやきに出かけてきませんか」(欅リーフレットより)。欅は地域の皆さんにとても大切な場所なのです。
今日のメニューは春巻きとかも南蛮、デザートはシュークリームに水ようかんにコーヒー・紅茶。「旬のものを食べていただきたい」とメニューが考えられ、だし汁取りからデザートまで調理担当スタッフが腕をふるいます。おかずを切る人、揚げる人、盛り付けをする人、洗い物をする人、そして子ども達を見てくださる人...。ボランティアさんはみんな大忙しです。
開店の12時前、いっせいにお客さまが食券売り場に並びます。
小学生は、購入された食券を席で確認し、半分に切ります。それから台所で大きな声で伝えます。熱いお茶も用心しながら運びます。重たい料理トレーは、ボランティアさんの助けを借りながらお客さまの席へ。「ご飯は左手前、おつゆは右側」と配膳位置を教わる子もいました。一生懸命でかわいいウエイトレスさんにお客さまから「何年生?」などと尋ねられました。最初は固かった笑顔も、次第に自然なものに。
食事の終わったお客さまにはが森さんに習った通り「お下げしてもよろしいでしょうか」と尋ねます。空いたお皿も、丁寧に重ねて運びます。お茶のお替わりも注ぎます。
今日の体験ではおうちでのお手伝いに役にたつこともたくさん習いました。
お客さまが落ち着いたところで子ども達も食事をとって、お楽しみのイベントです。毎回趣向を凝らして行われるイベントですが、今日は紙芝居です。昔懐かしい木枠の紙芝居舞台やヒーローのお話に、お客さまは童心に返って楽しまれていました。
「みんなに料理を渡してありがとうと言われ、お手伝いすることが楽しかったです。」「麺類は熱くてお客さんに渡すときに手間がかかってしまった」「いつもはお手伝いするときにお金をもらっているけれど、今回は人の役にたてて楽しかったです」「体の不自由な人も一緒に過ごせる欅のことに感心しました」「大きな声で言ったら、本当に人がいい気持ちになるんだなと思った」子どもたちの感想です。みんなの居場所としての欅の存在を感じ取った子もいたようです。
欅の皆さん、今年もありがとうございました。
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