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夏休み小学生ボランティア体験「メダカの会」

8月4日、今日も猛暑。

9時半、たろやまの郷に「メダカの会」による夏ボラの参加者が集まりました。小学生の参加は6人。それに保護者と兄弟・姉妹が6人も加わりました。なかには小学生の頃の体験が忘れられなくてという中学2年生の女子や、お父さんの肩車でやってきた1歳半の男の子も。

メダカの会は、四街道市内の河川や田んぼなどで生きもののにぎわいがある自然環境をとりもどそう!と活動している歴史ある団体です。たろやまの郷を中心に生きものを調べたり、観察したりしながら無農薬の稲作を行う生物多様性の里山づくりに取り組んでいます。さらに多くの市民が自然に親しむことができるように、イベント、講演会、見学会を積極的に行っています。

今日の体験を指導してくださるリーダーは、小林さんです。

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さて、今年の体験はいつにもましてチャレンジングです。畔道の雑草を今年は「鎌」を使って取り除くのです。小学生は4つのグループに分かれ、それぞれ会のメンバーの付き添いの下、ピカピカの鎌を握って田んぼにずんずん入っていきます。

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田んぼの稲は花が咲き始めており、子どもたちは稲を傷めないように気を付けながら、みんなで同じ方向に向かって刈り始めました。

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「庭の草取りは手伝うけど、鎌は初めて」という女の子。初めて鎌を持ったというお母さんもいます。「手で抜くときは根っこの方を引っ張るけれど、鎌の時はもっと上の方を持って、そう、そんなふうに根元に刃を当てて引くんだよ」メンバーが手を添えながら説明してくださいます。要領が分かった参加者は刈り進んでいきますが・・・暑い!流れる汗をぬぐい取りながらの作業です。

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小さな子のいるグループは、田んぼの中を自然観察しながら歩きます。案内役はメダカの会会長の任海さん。S7.jpg

P1040311.JPG今日のメダカの会のメンバーのもう一つのお仕事は、梅雨の長雨で傷んだ小屋の修復。長い竹を切って屋根の骨組みにします。親子が息を合わせ竹を切り出す様子は、思わず拍手したくなる手際の良さ。

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肩にかけた大型の除草機で手早く雑草を刈り取る人、小屋の屋根にシートを被せるために声を掛け合う人。それぞれの仕事を進めながら、メンバーの皆さんは遠くに近くに子どもたちの体験をそっと見守ってくれます。S8.jpg

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作業の合間には、しっかり休憩時間がとられます。ブルーシートを広げた上に並べられたメダカの会からの差し入れで、子どもたちの笑顔が復活します。

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後半戦は、お楽しみの「ザリガニ釣り」。手作りの竿に生き餌(最終的には間に合わず、小林さんが捕まえたザリガニの身)をつけて、大人も子どもも糸を垂らします。

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釣り上げるまでに最初は時間がかかました。我慢しきれずあちこちと場所を変えたり、あと一息というところで逃げられ悔しがる子も。そのうちあちこちで「捕れた~」と歓声が聞こえ始めました。最終的には全員釣りあげることができ、最高は8匹を釣り上げた子もいました。

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再びブルーシートに戻り、ザリガニ釣りで熱くなった体をクールダウン。そして代表の任海さんからたろやまの郷の「谷津田」の地形の成形過程や特徴、メダカの会が進めている米の無(減)農薬栽培の話などを聞きます。子どもだけでなく、お父さんやお母さんも初めて知ったことが多いようで、熱心に耳を傾ける様子が印象的でした。P1040392.JPG

今回子どもたちが手入れをした稲は9月に収穫を迎えます。8月15日号の市政だよりで「稲刈り体験」参加も募っています。ボランティア体験をした子どもたちが、ふたたびたろやまの郷にもどってきてくれれば、夏ボラ体験担当の私たちもうれしい限りです。

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