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みんなのコト「まちの出来事を自分ゴトに」 認知症のコト ①学習会

6月22日(火)にわろうべの里のわろうびんぐホールにて、地域づくりサロン「認知症のコト」学習会を開催しました。

2025年には5人にひとりが認知症を発症するというデータがあり、誰にとっても身近なものとなる可能性があります。

会場には認知症についてきちんと知っておきたい、とスタッフを含め21名の方々が集まりました。

認知症になってもこれまで通り住み慣れた地域で暮らすために、今できることは何なのかを考えるきっかけになりました。

まずは四街道市地域包括支援センター(高齢者の介護、健康、福祉に関する総合相談窓口)の遠藤さんより「認知症ケアパス」を使いながら、基礎知識として四街道市の制度や取り組み、地域の資源などをテンポよくお話いただきました。

※「認知症ケアパス」とはどのような症状の時に、どこでどのような医療や介護サービスが受けられるかを示したものです。

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また認知症の方を実際に介護されているご家族より、これまでの経験談をお話いただきました。介護家族の体験談を直接聞けるという大変貴重な機会となったのですが、このように家庭内の話ができるようになるまでには10年近くかかったそうです。

認知症の家族を介護するにあたり地域の協力がないと抱えきれなくなってきたことや、介護者から発信しないとこのような困難は伝わらない、という強い思いから今回お話いただけることになりました。

介護をするにあたり大切にしていることは本人の世界を否定しないこと。長い時間の試行錯誤を経てこのような対応ができるようになったのだそうです。地域の方から見守ってもらったり、自然な声掛けをしてもらえることがとても嬉しいと話されていました。また今まで通りに近所づきあいをしてほしい、という願いもお話されていました。

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そのような体験談を聞いたうえで千葉市認知症疾患医療センターの石川さんより、介護されている家族の方や地域の方に向けて具体的なアドバイスを聞くことができました。

参加者からは、介護の体験談に説得力があった。同じ体験もあり共感でき安心した。当事者の話が聞けるのは貴重な体験だった等の感想が寄せられました。

認知症になったからといって、その人が全くの別人になってしまったというわけではありません。どこにでもいる普通のご家族です。ご本人、ご家族が望む限り、住み慣れた地域での生活をたくさんの人たちで支えていけるとよいですね。

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次回は7/30(金)13:30~16:00まで、認知症介護の第一人者である介護福祉士の和田行男さんを講師に迎え、講演会と交流会を行います。(講演会のみオンライン配信予定です)

若干の残席がありますので、センターまでぜひお問い合わせください。

認知症のコト 講座チラシ.pptx

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