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第9回子ども支援団体交流会・円卓会議が開催されました。

第9回子ども支援団体交流会・円卓会議が7月9日(金)に開催されました。

子ども支援団体交流会も9回目になりました。
一年に一回ですが、市内地区の情報交換を行うとともに、現在課題になっていることを持ち寄り解決策を考えたり、良い取り組みや新しい情報をシェアしています。

今回は円卓会議ということで、四街道市教育委員会指導課長飯村先生、四街道市保健センター保健師田中茉梨さんが参加されました。
円卓会議とは、市民団体、NPO・事業者、行政担当者、学校関係者など多様な主体が対等な立場で参加し、1団体だけでは解決できない課題に協働して取り組むために議論を深める場です。

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1.小中学生の変化(教育委員会指導課 飯村課長より)
①コロナ禍での子ども達の様子や学校の取り組み
子ども達の様子は、新しい生活様式になれ、身についている様子。自主的にできるようになっている。
4月よりGIGAスクール構想のもと、一人一台タブレット端末が付与され、学習様式も変化してきた。
休校になってもオンラインで授業を受けられる準備であったが、各小中学校で活用について試行している。

学校の取り組みとしては、抵抗力を高めるなども含め、感染症対策を徹底している。
コロナ禍で今まで以上に児童生徒の小さな変化を見逃さないように教育相談体制を整えている。
学校行事についても、学校の規模や地域性を考慮して、「実施するかしないか」の2択ではなく、実施に向けて柔軟にできることを考え、あらゆる方法を模索していくことが大事。


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②スクールカウンセラーの利用状況は、常設、不定期含めて全校に配置され、児童生徒や保護者の相談に対して、適切に助言や援助を行っている。
令和2年度の相談件数はおおよそ1,900件。

③地域でできることは、コロナによる風評被害の防止。子どもたちの見守り、挨拶、学校への理解をいただきたい。とのことでした。
他にも、コロナ禍で増えているインターネット利用について、懸念されており、子どもは大人が想像する以上に利用しているし、デメリットがあるようだ。
保護者が子どもにスマホを与えるには覚悟がいるとも、報告された。

2.乳幼児親子の変化 (四街道市健康増進課 保健師 田中茉梨さん)
①保健センターの相談 緊急事態宣言により、事業中止または内容を変更して実施。
個別に行うものや少人数のものは感染症予防対策をしての実施。乳幼児親子を対象とした以下の事業について、コロナ禍前の平成30年から令和2年度の利用状況を報告いただいた。
・産後ケア...産後4か月以内の母親及び乳児で家族等の支援者がいない方を対象とした助産師による自宅訪問。
・ママほっと...産後4か月以内の母親及び乳児で家族の支援者がいない方、不安が強い方を対象とし、保健センターで開催。
・検診・相談について
・おやこカウンセリング
・子育て電話相談

令和2年度は、対面での相談(産後ケア、ママほっと)の利用者が減少したが、
これらからリモートワークの増加で在宅ケアが可能になったこと、長時間の接触を避けるために利用を控える傾向があること、
また、少人数の予約制にしているため参加できる人数に限りがあることが要因と考えられる。
検診については、中止した期間があったが、再開後は平年並みの受診となっている。
臨床心理士との相談については、子どもの発達が主な相談。
子育て電話相談は、接触せずに相談できる事から増加傾向にある。

②乳幼児親子の変化
・新型コロナウィルス感染症の影響で、母子で出かけることのできる場所が限られていることから、乳幼児親子が孤立に陥っている可能性がある。
・対面で相談できる場所へなかなか行けないため、非対面の電話相談利用が増えたのではないか。

③地域でできることは、孤立しがちな親子が増えていると思われるが、検診等ですべてのケースを把握することが難しいため、地域や民生委員さんなどの声掛けや地域の居場所を検診等で紹介することによって必要な支援につながればよい。

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3.子どもアンケート報告 
よつかいどう子どもサポートプロジェクトが「コロナ禍での子どもの声」アンケートを実施(調査期間:6月12日~6月25日 方法:オンラインフォーム 回答28件)。
このアンケートは、感染症対策下での生活の中で子どもたちが実際に感じていること、放課後はどのように過ごしているのか等を子どもたちに答えてもらっています。
子どもサポートプロジェクトに参加しているメンバーがそれぞれの活動で子どもの声を集めました。

アンケート結果はこちら→子サポアンケート 集計.pdf

4.質疑応答
・児童に貸与配布されるタブレットのセキュリティについてどうなっているのか。
→児童用のセキュリティーはかけているが、制限しすぎると使い勝手がよくない場合もある。

・小学校への草刈りボランティアなど何か地域手伝えることは無いか?
→各学校の校長先生に直接確認を。地域の力は大きいです。
 八木原小、栗山小などは環境整備などのボランティアが機能している。

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5.子ども支援団体交流会
・5人の小グループに分かれて、自己紹介や情報交換、円卓会議で出された事例報告についての意見交換を行った。


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6.参加者感想
・子どもたちの状況がよくわかった。
・地域のかたは、他の団体とコラボ!
・新たなつながりが増えました。学校の状況が少しわかりました。
・コロナかでの親子との関わり方、遊びや話を聞くことへ役立てたい。
・若い人達との交流を計れそうになりました。
・他の団体と交流を深めることができた。
・コロナ禍での活動、 社会全体の問題

今回の子ども支援団体交流会・円卓会議には、子どもに関わる13団体の参加がありました。
また、初参加が3団体あり、それぞれの団体の強みを活かし補い合いながら新たな団体同士のつながりも生まれています。

「子どものことを一生懸命に考える大人がいることが嬉しい」と、飯村先生がおっしゃっていました。
子どもの声にしっかり耳を傾けながら、子どものコトを考える。
「四街道みんなが笑顔のまち子ども条例」を掲げた四街道らしい子どもの見守りを地域のみなさんでつくっていきましょう。

さらに、今回参加者アンケートから、子どもを取り巻く課題として「インターネット利用」に関する回答が複数ありました。
コロナ禍によりオンライン化が急速に進み、子どもたちがインターネットを利用する機会が増えています。夏休みを目前に控えたこの時期、
インターネット利用について家庭内でのルールの確認も必要かもしれません。




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参加団体:四街道レクリエーション協会、旭ヶ丘みらい食堂、ファミリーホーム「実感デイズ」、子育てサポートてとて、よつかいどうmamamo,四街道市社協、旭中区社協、千代田中地区社協、西中地区社協、特非)四街道プレーパークどんぐりの森、特非)四街道こどもネットワーク、四街道市子供会育成連合会、愛国学園高校、四街道子どもサポートプロジェクト、四街道市教育委員会、四街道市保健センター

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